事務所便り

2021年年始挨拶

令和3年1月1日

相川から謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


 不安定(Volatility)、不確実(Uncertainty)、複雑(Complexity)、曖昧(Ambiguity)の英語の頭文字を取った「VUCA」と評される時代は、相次ぐ災害やこのコロナ禍で混迷を深めています。イノベーションで富が生まれても、その分配を巡って格差と分断が生じ、圧迫と偏狭も現存しています。

 そうした中、個人や組織で「レジリエンス」が、社会では「SDGs」が注目されています。

 レジリエンス(復元力、回復力)は、困難な状況にもしなやかに適応して生き抜く力であり、これを高めて逆境を乗り越えると、そこに更なる成長が期待できるかもしれません。

 持続可能社会の代名詞となったSDGs(持続可能な開発目標のルール)は、生産性や効率性といった物差しではなく、経済活動を行う上での理念やパーパスとして位置づけられるべきもので、社会が求めることを解決することが社会的価値となり、新しい価値の創造も可能にするものです。

 VUCA時代の困難に立ち向かう中、我々は未来に向かって進化していくと信じたいものです。


 本年もよろしくお願い申し上げます。


令和3年 元旦