事務所便り

2019年年始挨拶

平成30年1月1日

相川から謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


 「今だけ、金だけ、自分だけ」、目先の利益に囚われた自国(分)第一主義は、おそらく長続きしません。
 特に、少子高齢社会から需要の縮小を伴う人口減少社会に突入した日本においては、働き方にしても、外国人労働者にしても、将来を見据えた持続可能社会が志向されるべきです。

 スティーブ・ジョブズは、「顧客はより幸せでよい人生を夢見ている。製品を売ろうとするのではなく、彼らの人生を豊かにするのだ。」、ジェフ・ベゾスは、「我々はモノを売ることで儲けているわけではない。顧客が何を買おうか判断するとき、その判断を助けることで儲けている。」と述べています。
 ビジネスにおいても、他者から収奪するゼロサムではなく、他者を幸福にするウインウインでなければサスティナブルではなく、それには、イノベーションによる付加価値の創出が重要です。

 課題は山積するものの、日本には秩序のある社会、勤勉な国民、水準の高い教育など、人口減少に立ち向かうポテンシャルがあります。
 人材の質ランキング世界4位の日本が、個々の力を糾合し、公益的な理念のもと、選択と集中、技術革新への投資を続けることにより、持続性のある生産性の向上、すなわち付加価値の創出が実現されるのです。



本年もよろしくお願い申し上げます。

平成31年 元旦